空冷ワーゲンに乗ってみる

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旧車ブーム再燃?

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地方紙なんですが、旧車を扱った記事が最近目に付くようになってきました。団塊世代が熱かった時代に作られた自動車ってアナログな臭いがプンプンなので、動くメカニズムが酒の肴にもってこいなんですよね。あと、故障した際に交換ではなく修理ができるというのも見逃せません。壊れない機械というのは無いので、磨耗しやすいところは交換しやすいように設計するのがいいんじゃないでしょうか?市場ニーズはそんなところに魅力を感じないのは重々承知していますが、ニッチ戦略として、通販生活的な自動車販売戦略もあって良いかもしれません。今の販売戦略は燃費と積載スペースと、シートアレンジなのでしょうか?それはそれでいいのですが、一応、僕も考えてみよう(笑)。
(注意:こんなメーカーは存在しません)

○時代に求められる自動車を真摯に造りました。
私達は永く同じ自動車に乗っていただく為に、この自動車には特別の想いを込めて造りました。

○過剰なまでの耐久性を目指しました。
コストは掛かるのは承知していますが、機械寿命を延ばすことを最大の目的に設計を行いました。そのため、馬力は見劣りするかも知れませんが、私達はこれで十分だと考えています。また、防錆処理に関しては塗装だけでなく金属そのものを見直し、現時点で最も耐久性の高い素材の開発に成功しました。

○交換ではなく修理可能な機械設計をしました。
現在の自動車の多くが、アッセン交換による修理が行われているのが現状です。私達は磨耗等で消耗する部品があることを前提に、最小の交換部品で修理可能な設計を行いました。また修理に際して特殊工具を殆ど必要としない設計としました。

○リサイクル可能な素材の開発と積極的な採用しました。
私達はリサイクルによってむしろ環境に負荷をかけている素材があることに気づきました。従来のリサイクルの概念から脱却し、再生産可能な素材(木質系や植物系)を積極的に採用していきます。また、その素材は計画的に伐採植林した木材等を用います。

○モデルチェンジを極力無くします。
外装の変化で消費拡大を行うことは、自動車本来の性能ではない愚息な行為であることに気づきました。私達は、可能な限り外観のモデルチェンジを行いません。このことは、永年乗りつづけても外装部品の修理交換を容易にさせます。内燃機関や足回りに関しては今後更なる進化があるかもしれません。その場合でも部品の共通化や規格品化を図り、無駄を無くします。

○部品の長期保有を保証します。
修理可能な自動車なのに部品が無いことから廃車になることが多くありました。また永く乗ると修理費が嵩むという問題が生じてきます。我々の試算では新車を購入するより一台の自動車を長く使うほうが環境に優しいという結果が出ました。自動車を造る者として我々は永く乗って頂けるために部品の長期保有を約束します。

整備の考え方

ファイル 2-1.jpg トラブルが無いから、整備しない。よって維持費が安い。というのは空冷VWの場合、ちょっと違うような気がしてます。それはただ運がいいだけかも。だって40年前の車なんです。僕の場合、トラブルが起こらないように事前に整備する、が理想です。でも故障はあります(笑)。


仕事でもそうなのですが、整備の順番は、
①事象の確認(トラブルの現状把握 ex.エンジンの掛かりが悪い)
②原因について仮説をたてる(ex.電気系?燃料系?)
③仮説を検証する(修理・交換等 ex.セルモーター交換、燃料フィルターの詰り除去)
④効果を検証する
⑤仮説が間違ったと考えられる場合、②以降を繰り返す(ex.キャブ調整等、違うアプローチで)
⑥考察する
を繰り返す作業が必要です。これは医師も同じかもしれません。優れたプロというのは、①をお客さんから聞いてから②の仮説での検証が的確なんだと思います。仮設は何通りもあるはずだし、その優先順位もあると思います。僕のような素人の場合、仮説の順序が間違っていたり(往々にして予算的なところや作業の難易度で考えたりする)して遠回りしてしまいがちです。
事前に整備するというのは、もし、プロだったらお客さんに「過剰整備」と言われてしまうかもしれません。昨今の価格競争から、こういった事前整備は難しくなっていると聞きました。ある意味毎年車検は古い車にとって良かったのかもしれません。

錆との付き合い方

ファイル 1-1.jpg この車と暮らし始めて大きな選択肢がありました。それは「車検」。ウチに来た時点で約1年の車検が残っていました。一度切ってしまって、
1.じっくり錆取りに専念する
2.走りながら錆と付き合う 
の選択肢です。僕の場合、2を選びました。1を選ばなかった理由は、まず、雨露をしのぐ場所が確保できなかったことと、車のような図体の大きいブツをばらした場合、少なくとも2台分のスペースが必要になります。そのスペースも確保することができなかったこと、この二つが大きな理由です。車検を切ったとしても、ナンバー返納しない場合に発生する税金関係もマイナス要因になりました。
2にして良かった点は、制約された時間と場所の中で作業に集中できたことが挙げられます。朝、職場に行く前の1時間と、家族が寝た後の2時間。屋外なので当然投光器が必要ですが(笑)。で、当然、雨の日は作業中止(涙)なのですが、途中で止められない作業とかあるじゃないですか。そんなときは、薄手のテープで目張りして気持ちだけでも防水してました。
1は博打です。素人でも時間を掛ければパンオフを含めて外観はかなりのレベルに持っていくことが可能です。特にワーゲンの場合、他の旧車に比べて楽な部類だと思います。
ここで問題なのが、「モチベーション」。いつ粗大ゴミ宣言されてしまうかもわからない車体を持ち続けるのは、我が家の場合ちょっと無理でした。
2のデメリットとして、走り出すと「これでいいんじゃないか?」と妥協してしまうことです。特に錆関係は車体強度に係る致命的な腐り以外は「走る・曲がる・止まる・光る」に直接関係しないので、この傾向が強いです。まぁ、世間体といったところでしょうか?
錆取り期間中は「早くキャブ調整とか、まっとうなクルマ人生を歩みてぇ~」と考えてました。(まぁ、その辺は泥沼にはまってしまうのですが…)
最後に、錆取りに対する僕のスタンスなのですが
「次に乗る人が直しやすくする修理」を心がけてきたつもりです。あと、修理の順番は1.雨漏り対策、2.錆取り、3.内装関係の順番です。雨漏り関係はゴム類の交換が主な作業内容となります。前後ガラスのゴムは手配済みなのですが、現時点で雨漏りは認められなかったため、作業は行ってません。ポップアウト、三角窓、ドア周りのゴム関係が主な作業内容です。
悲しいかなレストアと全塗装が同義語になっていて、外観が綺麗でも機関に関しては何も手をつけてない車体も多くあると思います。確かにサビ取りはレストアの中で最も時間がかかるパートだと思います。ただし、上記のとおり「走る・曲がる・止まる・光る」にボディのサビというのは殆どの場合、影響ないと考えています。ホイールシリンダー内部が錆びてるのはモロに走行性能に影響が出たりするんで気をつけないといけないのですが・・・。

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